想い

子どもたちの人生100年を支える

「想像力加速プロジェクト」のホームページをご覧いただき、ありがとうございます。

現在、木更津市教育委員会では、学校教育の目標に「自立と共生」を掲げています。

私は、人生100年が現実味を帯びてきている現在、子どもたちが自立して、長い人生を生き抜いていくために最も必要な力は、「想像力」であると考えています。

 

「想像力」とは

○自分のこれからの人生を想像し、必要な力を考え身に付け、自ら行動に移していく。

○困難にぶつかった時に、切り抜ける手段を想像し、挑戦していく。

○他人の思いや願いを想像し、他人の役に立つ行動をしていく。

○自分の健康の未来を想像し、健康管理に努めていく。

等々であり、すべてが「自立と共生」に繋がっていくものと考えています。

 

また、現代社会が求めている人材も、知識量や記憶力に留まらず、人々や社会のニーズを的確に捉え、必要なモノを想像し創造できる「想像力豊かな人材」であると思います。

 

今、特に公立小中学校では、教職員の働き方改革、勤務時間縮減の流れの中で、子どもたちの想像力を育むための学校行事、体験活動等の時間が削られ、学力の定着を目指した記憶力重視の教育にならざるを得ない現状があります。

そこで、木更津市教育委員会では、旧態依然とした知識量や学習習熟度だけで優劣をつける授業だけではなく、子どもたちの豊かな発想を自由に発信し、形化できる時間の必要性を強く感じ、具体的には、小学校の総合的な学習の時間に「想像の時間」を設け、「想像力加速」を目標の1つに加えたいと考えております。

 

このことを実現するためには、こうした取組に賛同し、自らも想像力と創造力を生業とし、現代社会の中で生き抜いて来られた方で、教職員とともに新しい教育を創り上げていっていただける方が必要です。

 

千葉県木更津市教育委員会教育長

廣部 昌弘